文 殊 の 知 恵
第63回日本ことわざ文化学会月例研究会「文殊の知恵」
日 時:2015年12月19日(土)15時~17時まで
会 場:明治大学駿河台校舎リバティタワー15回1151ゼミ室
講 師:小森英明 理事(武蔵野大学仏教文化研究所研究員・浄土真宗僧侶)
テーマ:『通俗仏教 世諺百話 上・下』(明治40年〔1907年〕刊行)を読む(その①)
概 要:同書は、「一を以て萬を知る」「さわらぬ神に祟りなし」など、極めてポピュラーな諺を仏教の観点から解説したテキストです。
決して難解ではありませんが、仏典、道歌、童子教などからの豊富な引用がその解説に見られることや、既に日本が日清・日露戦争などを経ていた時代状況などが注目されます。
激動期にあった明治仏教の歴史に触れた後、時間のゆるす限り同書を読み進めたいと思います。
今回は記念すべきその初回となります。
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第59回日本ことわざ文化学会月例研究会「文殊の知恵」
日 時 : 2015年6月13日(土)15~17時
会 場 : 明治大学駿河台校舎リバティタワー16階1161教室(ゼミ室)
講 師 :時田昌瑞(日本ことわざ文化学会副会長)、大丸智史(洗足学園音楽大学助手)
テーマ :新作ことわざソング お披露目会へのお誘い
概 要:今回の研究会では、本邦初公開となる「いろは歌留多の歌作品の発表・実演会」と、「宮城道雄の作曲になる童謡〈いろはかるた〉を聴く会」を開催します。
皆さま、お誘い合わせの上ご参加くださいますよう、ご案内いたします。
発表内容
1.<ことわざソング歌留多>について―新しい発想のことわざ歌留多ソング作りの試み―
ことわざのいろはカルタといえば、「犬も歩けば棒に当たる」の句が入っているものが知られています。が、この度はそれとは全く異なることわざを使ってカルタにするものです。しかも、カルタに使われることわざが歌作品にもなるものです。当日は、この歌作品への道程を歌詞になることわざに焦点を当ててお話します。
(時田昌瑞 日本ことわざ文化学会副会長)
2. 童謡「いろはかるた」を聴く
名高い箏曲家・宮城道雄が作曲した童謡に、「いろはかるた」のタイトルをもつ作品があります。SPレコードとして、戦前にビクターから発売されました。この音源が録音できましたので、この度の新作に先駆けてお聴きいただきます。
3.「ことわざソング」披露/ソング創作裏話
「子どもたちとことわざの距離を縮められるものはないか」というコンセプトのもとで、思いついたのが「ことわざソング」でした。今回は、第一弾となる作品をご披露するとともに、楽曲制作にまつわるエピソードやエッセンスなどをお話したいと思います。
(大丸智史 洗足学園音楽大学助手)
(協力:石塚愛子 洗足学園音楽大学ジャズボーカル卒業生)
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第58回日本ことわざ文化学会月例研究会
「文殊の知恵」のご案内
日 時 : 2015年5月15日(金)17時(時刻注意)
会 場 : 明治大学駿河台校舎リバティタワー16階1161教室(ゼミ室)
講 師 :小森英明理事(僧侶)
テーマ :人を育てる禅のことわざ(禅語)
概 要:現代の教育では、ともすれば社会的な適応が心理的な適応よりも優先されます。これらは何れも、‘禅’のとる立場とは真逆の現象です。さりとて‘禅’が有する哲学は、倫理や道徳、また人格修養ともその次元を異にしています。
それでは、‘禅’はどのような教育観に根差しているのでしょうか? 室町時代に編まれた『禅林句集』を手がかりに、現代をよりよく生きるためのヒントを探りたいと思います。
~~~月例会の予告~~~
~~~会場はすべて明治大学駿河台校舎リバティタワーです~~~
2015年
6月13日(土) 15時~ 講 師 : 大丸智史会員+時田昌瑞副会長
7月25日(土) 15時~ 講 師 : 石原仁誌理事
8月 (お休み)
9月26日(土) 14時~ シンポジウム 「ことわざ学を巡って」
主催:明治大学ことわざ学研究所・日本ことわざ文化学会
講師:穴田義孝会長、時田昌瑞副会長、林雅彦会員(予定)
森洋子理事、山口政信事務局長
10月17日(土)15時~ 講師:小嶋貴文氏(洗足学園音楽大学音楽学部長)
~~~第6回総会・大会の予告~~~
期 日:2015年11月14日(土)
会 場:明治大学駿河台校舎研究棟2階第9会議室
テーマ:「ことば遊びとことわざ」